第25回:日記「風邪」
風邪を引いた。
普段は熱までは出ず、悪寒と節々の痛みのみでポカリと葛根湯を飲んで寝て、沢山汗をかけば治るのだが、今回は最高で39.5℃まで発熱をした。風邪は免疫力が弱まってウイルスなどに負けるとなるらしく、逆に免疫力が高まれば勝ちで治るらしい。免疫力が下がると気持ちも落ち込むもので人生上手くいかないな~と思いながら結果的に会社を2日も休み、布団でごろごろしていた。
4歳の娘が朝からとても心配してくれて冷えピタを持って来てくれたり、グミを持って来てくれたりした。グミなんて歯ごたえのあるものを食べる元気は無く、気持ちだけ受け取って放置していたら定期的に見に来て「パパ、グミ食べていない~」と言って去っていく。心苦しくなって何とか食べたら「グミはご飯食べた後でしょ!なんで今食べるの!」と怒られた。罠だった。
その後、カニパンを無理やり食べさせられ、「おもちゃ持ってくるね」と言われて断ったら「駄目!寂しいでしょ!」と怒られて強制的に持って来たのだけど、ドキンちゃんとメロンパンナちゃんの人形と赤ずきんの絵本だった。無類の女好きと思われているのか?とドキっとしたがコメントする元気も無く寝ていたら赤ずきんを音読しはじめて嬉しい半面「安静にさせてくれ~」と思っていたら保育園の時間になり、絵本の途中で平穏が訪れたが赤ずきんは食べられたまま終ってしまった。
妻に病院に連れて行って貰い、薬を貰った。病院って行くだけでちょっと元気になるのはなんだろう。安心するのだろうか。お粥を食べて薬を飲んだら熱が一気に下がりそれはそれで怖かった。
熱は下がったものの、めまいが続く、調べると熱が出ると頭だか三半規管だかそのあたりが炎症してめまいが続くことがあるらしい。そして30~50歳の男性に多いらしい。おっさん病である。おっさん故に続くめまい。おっさんである事にめまいがしているというのに。おっさん故のめまい。いい加減にして欲しい。
そんなこんなで回復はして働いてはいるけどまだめまいが続いている。おっさんだから。
病気になった時は「回復したら健康最高!!」と叫びたい。と思っていたのにぬるっと回復していくものだからそうはならなそう。
ちなみに「風邪を引く」はなんで「引く」なんだろう?と調べてみた。風邪は病名ではなく、漢方の概念で風の邪気を引き込んだ状態を言うらしい。へぇ~。だからうっかり「風邪になっちゃった」って言うと通りすがりのお坊さんに邪気だと思われて滅される可能性があるかも。気を付けよう。
すでに登録済みの方は こちら